ほうれい線は「しわ」ではない!
目立つようになると老けて見えることから、多くの女性を悩ませる「ほうれい線」歳を重ねたことで生じる「しわ」と思われがちですが、実は「しわ」ではありません。医学用語では「鼻唇溝(びしんこう)」といい、頬と口のまわりの境界にある骨や筋肉による構造的な溝です。そのため、年齢とは関係なく若い人でもほうれい線はあります。同じ年齢でもほうれい線が目立つ人と目立たない人がいるのは、頬骨が高いなどの骨格的な特徴によるものです。
ほうれい線はなぜ目立ってくるの?
若い人がほうれい線が目立たない理由は、ほうれい線を脂肪が覆っているからです。しかし、加齢とともに脂肪が減少し皮膚や筋肉がたるんで下がってくるためほうれい線が目立つようになります。また、顔にむくみがあると重力の関係で下に引っ張られ顔の皮膚や筋肉がたるんでしまうこともほうれい線が目立つ原因のひとつです。肌が乾燥するとしわができやすくなります。しわとほうれい線は違うものですが、乾燥によって肌の弾力が衰えしわがほうれい線の近くにできると、ほうれい線が目だってしまいます。
顔全体の筋肉を使おう!
顔には数多くの筋肉があり、互いに作用しあっています。どこか一部の筋肉を使えばほうれい線が目立たなくなるというわけではなく、顔全体の筋肉を使う事でほうれい線を目立たなくすることが可能です。口を閉じてベロを歯に沿わせて回す「ベロ回し」や、大きく口を開けて「あいうえお」と発音するなど、顔の筋肉をできるだけ多く使う事がほうれい線を目立たなくするためのポイントです。
年齢に負けないしわ予防対策は、食生活の改善、睡眠時間の確保、運動があげられます。若さを保つために毎日の生活習慣の見直しが大切です。